問6 |
指定された点が指定された多角形の内部にあるか外部にあるかを判定したい。多角形のすべての辺について、点から水平に延ばした半直線との交差回数を調べる。点Aのように交差回数が奇数回ならば内部、点Bのように交差回数が偶数回又は0ならば外部とする。点Cのように半直線が多角形の頂点上を通過する場合、二つの辺の端点(上端又は下端)と交差することになるが、このときの交差回数の数え方として、適切なものはどれか。ここで、多角形には水平な辺はないものとし、辺の上の点は考えない。
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ア |
それぞれの辺について、下端での交差は0回、上端での交差は1回とし、合計したものを交差回数とする。 |
イ |
二つの辺それぞれを0回とし、交差回数には加えない。 |
ウ |
二つの辺それぞれを0.5回、つまり合計で1回の交差回数とする。 |
エ |
二つの辺それぞれを1回、つまり合計で2回の交差回数とする。 |
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解説 |
問題文から実現したことは、『内部にある場合は、交差回数が0又は偶数回。外部にある場合は、交差回数が奇数回』であるとされています。そこで、頂点を通過する際に、どんな不具合が発生するかを考えます。まず点Cから、選択肢イのようなカウントでは内部にもかかわらず、0回と判定されてしまいます。また、選択肢エのようなカウントでは同じく内部にもかかわらず、2回(偶数回)であると判定されてしまいます。
次に、以下のような点X、Yを考えます。
選択肢ウのようなカウントの仕方では、X、Yともに、外側であるにもかかわらず、2回と判断されます。
選択肢アでは、Xは2回、Yは0回とカウントされるので、適切であることがわかります。 |
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