問25 |
マイクロプロセッサの省電力対策に関する記述のうち、適切なものはどれか。 |
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ア |
CMOSよりもバイポーラ素子を使用した方が、消費電力を少なくできる。 |
イ |
CMOSを使用したプロセッサでは、動作周波数を低くすることによって、論理反転時の電流が減少し、消費電力を少なくできる。 |
ウ |
クロックゲーティング方式を使用すると、スタンバイ時にプロセッサに対する電圧供給を停止できるので、消費電力を少なくできる。 |
エ |
動作電圧を高くすることによって、内部の演算処理が高速になり、消費電力を少なくできる。 |
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解説 |
それぞれの選択肢について順に見ていきます。
まず、バイポーラ型一般的に用いられるトランジスタの一種で、CMOSはMOSFETという電界効果トランジスタを用いたゲート構造をいいます。
選択肢ア:CMOSの方が、バイポーラ型よりも省電力です。
選択肢イ:動作周波数を低くすると、消費電力を少なくできます。
選択肢ウ:クロックゲーティングは、使用されていない回路へのクロックを停止する技術で、電力供給ではなくクロックを停止します。
選択肢エ:動作電圧を高くすると、処理は高速になる場合が多いですが、消費電力は増えます。 |
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