平成23年度 春期 基本情報技術者試験 問1−20 問題編




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基本情報

(基本情報技術者試験)

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問1 画像(問1)を表示できません
A・・C
・B+A・
(A+)・(+C)
+B)・(A+

問2 三つの実数X〜Zとそれぞれの近似値が次の場合、相対誤差の小さい順に並べたものはどれか。

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X,Y,Z
Y,Z,X
Z,X,Y
Z,Y,X

問3 表は、文字A〜Eを符号化したときのビット表記と、それぞれの文字の出現確率を表したものである。1文字当たりの平均ビット数は幾らになるか。

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1.6
1.8
2.5
2.8

問4 次の表は、文字列を検査するための状態遷移表である。検査では、初期状態をaとし、文字列の検査中の状態がeになれば不合格とする。

解答群で示される文字列のうち、不合格となるものはどれか。ここで、文字列は左端から検査し、解答群中の△は空白を表す。

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+0010
−1
12.2
9.△

問5 空の2分探索木に、8,12,5,3,10,7,6の順にデータを与えたときにできる2分探索木はどれか。
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問6 関数f(x,y)が次のように定義されているとき、f(775,527)の値は幾らか。ここで x mod yはxをyで割った余りを返す。

f(x,y):if y=0 then return x else return f(y,x mod y)
31
248
527

問7 次の流れ図は、1から100までの整数の総和を求め、結果を整数xに代入するアルゴリズムを示したものであるが、一部誤りがある。どのように訂正すればよいか。

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@の処理を“0→x”にする。
Aの条件判定を“i:99”にする。
Bの処理を“x+i→i”にする。
Cの処理を“x+1→x”にする。

問8 整列アルゴリズムの一つであるクイックソートの記述として、適切なものはどれか。
対象集合から基準となる要素を選び、これよりも大きい要素の集合と小さい要素の集合に分割する。この操作を繰り返すことで、整列を行う。
対象集合から最も小さい要素を順次取り出して、整列を行う。
対象集合から要素を順次取り出し、それまでに取り出した要素の集合に順序関係を保つように挿入して、整列を行う。
隣り合う要素を比較し、逆順であれば交換して、整列を行う。

問9 外部割込みが発生するものはどれか。
仮想記憶管理での、主記憶に存在しないページへのアクセス
システムコール命令の実行
ゼロによる除算
入出力動作の終了

問10 “LOAD GR,B,AD”はADが示す番地にベースレジスタBの内容を加えた値を有効アドレスとして、その有効アドレスが示す主記憶に格納されているデータを汎用レジスタGRにロードする命令である。

図の状態で、次の命令を実行したとき、汎用レジスタGRにロードされるデータはどれか。

LOAD GR,1,200

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1201
1300
2200
2300

問11 主記憶のアクセス時間60ナノ秒、キャッシュメモリのアクセス時間10ナノ秒のシステムがある。キャッシュメモリを介して主記憶にアクセスする場合の実効アクセス時間が15ナノ秒であるとき、キャッシュメモリのヒット率は幾らか。
0.1
0.17
0.83
0.9

問12 メモリインタリーブの説明はどれか。
CPUと磁気ディスク装置との間に半導体メモリによるデータバッファを設けて、磁気ディスクアクセスの高速化を図る。
主記憶のデータの一部をキャッシュメモリにコピーすることによって、CPUと主記憶とのアクセス速度のギャップを埋め、メモリアクセスの高速化を図る。
主記憶へのアクセスを高速化するため、アクセス要求、データの読み書き及び後処理が終わってから、次のメモリアクセスの処理に移る。
主記憶を複数の独立したグループに分けて、各グループに交互にアクセスすることによって、主記憶へのアクセスの高速化を図る。

問13 RFIDタグの特徴として、適切なものはどれか。
磁性体に記録された情報を接触によって読み取る。
赤外線を用いて情報を非接触で読み取る。
電磁波を用いて情報を非接触で読み取る。
バーコードで記録された情報を光学的に読み取る。

問14 アナログ音声信号を、サンプリング周波数44.1kHzのPCM方式でディジタル録音するとき、録音されるデータ量は何によって決まるか。
音声信号の最高周波数
音声信号の最大振幅
音声データの再生周波数
音声データの量子化ビット数

問15 コンピュータシステムの構成に関する記述のうち、密結合マルチプロセッサシステムを説明したものはどれか。
通常は一方のプロセッサは待機しており、本稼動しているプロセッサが故障すると、待機中のプロセッサに切り替えて処理を続行する。
複数のプロセッサが磁気ディスクを共用し、それぞれ独立したOSで制御される。ジョブ単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。
複数のプロセッサが主記憶を共用し、単一のOSで制御される。システム内のタスクは、基本的にどのプロセッサでも実行できるので、細かい単位で負荷を分散することで処理能力を向上させる。
並列に接続された2台のプロセッサが同時に同じ処理を行い、相互に結果を照合する。1台のプロセッサが故障すると、それを切り離して処理を続行する。

問16 装置aとbのMTBFとMTTRが表のとおりであるとき、aとbを直列に接続したシステムの稼働率は幾らか。

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0.72
0.80
0.85
0.90

問17 システムの信頼性設計のうち、フールプルーフを採用した設計はどれか。
オペレータが不注意による操作誤りを起こさないように、操作の確認などに配慮した設計
システムの一部に異常や故障が発生したとき、その影響が小さくなるような設計
障害の発生を予防できるように、機器の定期保守を組み入れた運用システムの設計
装置を二重化し、一方が故障してもその装置を切り離してシステムの運用を継続できる設計

問18 CPUが1台で、入出力装置(I/O)が同時動作可能な場合の二つのタスクA,Bのスケジューリングは図のとおりであった。この二つのタスクにおいて、入出力装置がCPUと同様に、一つの要求だけを発生順に処理するように変更した場合、両方のタスクが終了するまでのCPU使用率はおよそ何%か。

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43
50
60
75

問19 Webサーバとデータベースサーバ各1台で構成されているシステムがある。次の運用条件の場合、このシステムでは最大何TPS処理できるか。ここで、各サーバのCPUは、1個とする。

[運用条件]
(1) トランザクションは、Webサーバを経由し、データベースサーバでSQLが実行される。
(2) Webサーバでは、1トランザクション当たり、CPU時間を1ミリ秒使用する。
(3) データベースサーバでは、1トランザクション当たり、データベースの10データブロックにアクセスするSQLが実行される。1データブロックのアクセスに必要なデータベースサーバのCPU時間は、0.2ミリ秒である。
(4) CPU使用率の上限は、Webサーバが70%、データベースサーバが80%である。
(5) トランザクション処理は、CPU時間だけに依存し、Webサーバとデータベースサーバは互いに独立して処理を行うものとする。
400
500
700
1,100

問20 ページング方式の説明として、適切なものはどれか。
仮想記憶空間と実記憶空間を、固定長の領域に区切り、対応付けて管理する方式
主記憶装置の異なった領域で実行できるように、プログラムを再配置する方式
主記憶装置を、同時に並行して読み書き可能な複数の領域に分ける方式
補助記憶装置に、複数のレコードをまとめて読み書きする方式