平成25年度 秋期 基本情報技術者試験 問1-20 問題編




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基本情報技術者試験

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問1 集合(∩B∩C)∪(A∩B∩)の網掛け部分(■)で表しているベン図はどれか。ここで、∩は積集合、∪は和集合、はXの補集合を表す。
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問2 32ビットのレジスタに16進数ABCDが入っているとき、2ビットだけ右に論理シフトした値はどれか。7
2AF3
6AF3
AF34
EAF3

問3 4桁の整数N1234から、次の方法によって検査数字(チェックディジット)Cを計算したところ、C=4となった。N2=7,N3=6,N4=2とき、N1の値は幾らか。ここで、mod(x,y)は、xをyで割った余りとする。

検査数字:C=mod((N1×1+N2×2+N3×3+N4×4),10)
0
2
4
6

問4 PCM方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し、圧縮しないで転送したところ、転送速度は64,000ビット/秒であった。このときのサンプリング間隔は何マイクロ秒か。
15.6
46.8
125
128

問5 待ち行列に対する操作を、次のとおり定義する。
ENQ n : 待ち行列にデータnを挿入する。
DEQ : 待ち行列からデータを取り出す。
空の待ち行列に対して、ENQ 1,ENQ 2,ENQ 3,DEQ ENQ 4, ENQ 5,DEQ, ENQ 6,DEQ, DEQの操作を行った。次にDEQを行ったとき、取り出される値はどれか。
1
2
5
6

問6 リストは、配列で実現する場合とポインタで実現する場合とがある。リストを配列で実現した場合の特徴として、適切なものはどれか。
リストにある実際の要素数にかかわらず、リストの最大長に対応した領域を確保し、実際には使用されない領域が発生する可能性がある。
リストにある実際の要素数にかかわらず、リストへの挿入と削除は一定時間で行うことができる。
リストの中間要素を参照するには、リストの先頭から順番に要素をたどっていくので、要素数に比例した時間が必要となる。
リストの要素を格納する領域の他に、次の要素を指し示すための領域が別途必要となる。

問7 次の規則に従って配列の要素A[0], A[1], ..., A[9]に正の整数kを格納する。kとして16, 43, 73, 24, 85を順に格納したとき、85が格納される場所はどこか、ここでx mod yは、xをyで割った剰余を返す。また、配列の要素は全て0に初期化されている。

〔規則〕
(1) A[k mod 10]=0ならば、kをA[k mod 10]に格納する。
(2) (1)で格納できないとき、A[(k+1) mod 10]=0ならば、kをA[(k+1) mod 10]に格納する。
(3) (2)で格納できないとき、A[(k+4) mod 10]=0ならば、kをA[(k+4) mod 10]に格納する。
A[3]
A[5]
A[6]
A[9]

問8 右の流れ図が左の流れ図と同じ動作をするために、a,bに入るYesとNoの組合せはどれか。

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問9 1件のトランザクションについて80万ステップの命令実行を必要とするシステムがある。プロセッサの性能が200MIPSで、プロセッサの使用率を80%のときのトランザクションの処理能力(件/秒)は幾らか。
20
200
250
313

問10 プロセッサにデータを読み込むときにキャッシュメモリにヒットしなかった場合、キャッシュメモリ制御装置を行う動作はどれか。
キャッシュメモリから所要のデータをブロック転送し、磁気ディスクに書き込む。
磁気ディスクから所要のデータをブロック転送し、キャッシュメモリに読み込む。
主記憶から所要のデータをブロック転送し、キャッシュメモリに読み込む。
ディスクキャッシュから所要のデータをブロック転送し、主記憶に読み込む。


問11 1文字が、縦48ビット、横32ビットで表される2値ビットマップのフォントがある。文字データが8,192種類あるとき、文字データ全体を保存するために必要な領域は何バイトか。ここで、1Mバイト=1024kバイト、1kバイト=1024バイトとし、文字データは圧縮しないものとする。
192k
1.5M
12M
96M

問12 静電容量方式タッチパネルの説明として、適切なものはどれか。
タッチすることによって赤外線ビームが遮られて起こる赤外線反射の変化を捉えて位置を検出する。
タッチパネルの表面に電界が形成され、タッチした部分の表面電荷の変化を捉えて位置を検出する。
抵抗膜に電圧を加え、タッチした部分の抵抗値の変化を捉えて位置を検出する。
マトリックス状に電極スイッチが並んでおり、タッチによって電通した電極で位置を検出する。

問13 フォールトトレラントシステムの実現方法の記述のうち、最も適切なものはどれか。
システムを1台のコンピュータではなく、複数台のコンピュータで多重化する。
システムをフェールソフト構造ではなく、フェールセーフ構造にする。
装置や機器を二重化するのではなく、重要な処理を稼働率が高い装置で処理する。
ハードウェアではなく、ソフトウェアによってフォールトトレラントを実現する。

問14 MTBFが21万時間の磁気ディスク装置がある。この装置100台から成る磁気ディスクシステムを1週間に140時間運転したとすると、平均何週間に1回の割合で故障を起こすか。ここで、磁気ディスクシステムは、信頼性を上げるための冗長構成は採っていないものとする。
13
15
105
300

問15 キャパシティプランニングにおける作業を、実施する順序に並べたものはどれか。

〔作業項目〕
@ CPU増設、磁気ディスク増設、メモリ増設を検討する。
A 応答時間、システム資源の要求量などの増加から、システム能力の限界時期を検討する。
B 稼働状況データ、磁気ディスク使用量、トランザクション数などの基礎数値を把握する。
C 端末増設計画、利用者数の増加などを検討する。
A、C、B、@
B、A、C、@
B、C、A、@
C、A、@、B

問16 コンピュータシステムのベンチマークテストの説明として、最も適切なものはどれか。
1命令の実行に要する平均時間から、コンピュータの性能を測る。
システムが連続して稼働する時間の割合を測定し、他の製品と比較する。
想定されるトランザクション量にシステムが耐えられるかどうかを判定する。
測定用のソフトウェアを実行し、システムの処理性能を数値化して、他の製品と比較する。

問17 メモリリークの説明として、適切なものはどれか。
OSやアプリケーションのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用可能な部分が減少する。
アプリケーションの同時実行数を増やした場合に、主記憶容量が不足し、処理時間のほとんどがページングに費やされ、スループットの極端な低下を招くことである。
実行時のプログラム領域の大きさに制限があるときに、必要になったモジュールを主記憶に取り込む手法である。
主記憶で利用可能な空き領域の総量は足りているのに、主記憶中に不連続で散在しているので、大きなプログラムをロードする領域が確保できないことである。

問18 優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイムOSで、二つのタスクA,Bをスケジューリングする。Aの方がBより優先度が高い場合にリアルタイムOSが行う動作のうち、適切なものはどれか。
Aの実行中にBに起動がかかると、Aを実行可能状態にしてBを実行する。
Aの実行中にBに起動がかかると、Aを待ち状態にしてBを実行する。
Bの実行中にAに起動がかかると、Bを実行可能状態にしてAを実行する。
Bの実行中にAに起動がかかると、Bを待ち状態にしてAを実行する。

問19 直接編成ファイルにおけるレコードのキー値を格納アドレスに変換したハッシュ値の分布として、理想的なものはどれか。
一様分布
幾何分布
二項分布
ポアソン分布

問20 コンパイル済のオブジェクトコードがサーバに格納されていて、クライアントからの要求によってクライアントへ転送されて実行されるプログラムはどれか。
アプレット
サーブレット
スクリプト
スレッド