問77 |
昨年度の入社試験問題と今年度の入社試験問題を比較するために、多数の社員に両方の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に、今年度の問題の得点をy軸にとって、相関係数と回帰直線を求めた。[結果]から分かることはどれか。
[結果]
相関係数は0.8であった。
回帰直線の傾きは1.1であった。
回帰直線のy切片の値は、10であった。 |
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ア |
回帰直線のy切片の値から、今年度の問題の得点が0点の人でも、昨年度の問題では10点程度とれることが分かる。 |
イ |
回帰直線の傾きから、今年度の問題の平均点は、昨年度の問題の平均点の1.1倍であることが分かる。 |
ウ |
回帰直線の傾きと、y切片の値から、今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。 |
エ |
回帰直線の傾きと相関係数の値から、今年度の問題は質が高いことが分かる。 |
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解説 |
2つの関係は求めた回帰直線(一次方程式)のy=ax+bにあてはめて考えると分かりやすいです。傾きとはaのことで、切片とはbのことです。これを代入しグラフにすると以下のようになります。
質の良さや平均値はこのグラフからは分かりません。選択肢アは逆で、昨年度0点の人でも、今年度は10点程度とれるといえます。 |
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