問30 |
ソフトウェア開発手法の一つであるプロトタイピングの特徴の記述として、適切なものはどれか。 |
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ア |
基本計画、外部設計、内部設計、プログラム設計、プログラミング、テストの順に工程を進めていくので、全体を見通すことができ、スケジュールの決定や資源配分が容易になる。 |
イ |
システム開発の早い段階で試作品を作成するので、ユーザ部門と開発部門との認識のずれやあいまいさを早期に取り除くことができる。 |
ウ |
ソフトウェアを仕様変更の可能性があるものとないものに分類し、仕様変更の可能性があるものについては、作成、見直し、変更のプロセスを繰り返す。 |
エ |
大規模アプリケーションを独立性の高い部分に分割し、その部分ごとに設計、プログラミング、テストの工程を繰り返し、徐々にその開発範囲を広げていく |
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解説 |
ソフトウェアを作るための開発手段にはいくつかの種類があり、ウォータフォールモデル、スパイラルモデル、プロトタイピングモデルはその中でも最も代表的な3つです。3つの特徴を以下にまとめます。
ウォータフォールモデル:前工程の成果物が確実であるとみなして、工程の後退をせずにその名の通り水が上から下へ流れる滝のように、順序に開発を進めます。しかし実際には、前の工程で不備が見つかることが多く、古典的であるといわれます。
スパイラルモデル:要求定義から実際に実装までを繰り返しながら開発を進めます。ウォータフォールモデルとプロトタイピングモデルの中間のような感じで、大規模システム開発に向いています。
プロトタイピングモデル:プロトタイプ(試作品)を作って、実際にどんなものかをクライアントに確認を取りながら開発を進めるため、クライアントと開発部の認識の誤差を少なくできます。 |
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