問61 |
表計算ソフトを用いて社員コード中のチェックディジットを検算する。社員コードは3けたの整数値で、最下位の1けたをチェックディジットとして利用しており、上位2けたの各けたの数を加算した値の1の位と同じ値が設定されている。セルB2に社員コードからチェックディジットを算出する計算式を入力し、セルB2をセルB3〜B5に複写するとき、セルB2に入力する計算式のうち、適切なものはどれか。
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ア |
10−整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10) |
イ |
剰余(10−整数部(A2/100)+整数部(A2/10),10) |
ウ |
剰余(整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10),10) |
エ |
整数部((整数部(A2/100)+整数部(A2/10))/10) |
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解説 |
まず基本的なことですが、10nで割ったり、あまりを取るということは特定の桁数を取り出すことになります。
12345と1000を例にすれば以下のようになります。
12345/1000=12(整数部、あるいは端数切捨て)
12345%1000=345
また、特定の桁を切り出すためには、/と%を組み合わせて使います。
今回は、1桁目と2桁目を別々にとりだし、その和の1桁目を取り出しています。
1.1桁目はA2/100の整数部でとりだせます。
2.2桁目はA2/10で、桁をひとつ落としてから10で余りを取ることで取り出せます。
3.1と2を足して10で余りをとれば、チェックディジットになります。
これをひとつずつ当てはめていくと、
1.整数部(A2/100)
2.剰余(整数部(A2/10),10)
3.剰余(整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10),10)
となります。 |
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