問23 |
OSS(Open Source Software)の特徴のうち、適切なものはどれか。ここで、OSSはOSI(Open Source Initiative)によるOSD(The Open Source Definition)の定義に基づくものとする。 |
|
ア |
OSSはフリーソフトと同様に無償で入手できるが、商用システムの開発への利用は禁止されている。 |
イ |
OSSをパッケージ化したり、自社のソフトウェアを組み合わせたりして、有償で販売することができる。 |
ウ |
システム開発で利用するためにソースコードを入手できるが、利用者がある数以上になるとライセンス料が発生する。 |
エ |
複製と改良は自由にできるが、改良したソフトウェアを再頒布することはできない。 |
|
|
解説 |
一般的にOSS(オープンソースソフトウェア)はOSI(Open Source Initiative)が定義したOSD(The Open Source Definition)の以下の10個の条件を満たしたものをさします。
1. 自由な再頒布ができること
2. ソースコードを入手できること
3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
4. 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
5. 個人やグループを差別しないこと
6. 適用領域に基づいた差別をしないこと
7. 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
8. 特定製品に依存しないこと
9. 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
10. 技術的な中立を保っていること
なお、著作権は放棄されておらず、著作権が放棄されたソフトをパブリックドメインソフトといいます。さらに無償である義務もありません。 条件5、6により制限的な配布はできません。
選択肢イ:商用システムの利用も可能です。
選択肢ウ:利用者数とライセンス料は関係ありません。
選択肢エ:プログラムの再配布を行うことは可能です。 |
|