問16 |
システムの信頼性に関する記述のうち、フェールオーバの説明はどれか。 |
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ア |
障害が発生した場合でも、処理やデータを他の処理装置に自動的に引き継ぎ、切換え処理を意識させない。 |
イ |
障害が発生した場合に、それが原因で危険な結果にならないよう、常に安全側の状態にする。 |
ウ |
人間の過失などが原因で予期されない使い方をしても、信頼性や安全性を損なわない。 |
エ |
部品やサブシステムに信頼性の高いものを用いることによって、システム自体の故障発生を極力少なくする。 |
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解説 |
重要なシステム設計法についてまとめておきます。
フォールトトレラント:障害時に全体が停止するということなく、動作し続けるようなシステムを設計すること。
フォールトアボイダンス:システムの構成要素の信頼性を高め, 元から故障が極力発生しないように設計すること。
フォールトマスキング:障害が発生したときに、その部分を他の機器から隠蔽したり、自律回復するように設計すること。
フェールセーフ:障害が発生した場合、常に安全側に制御・停止すること。
フェールソフト:障害が発生した場合、故障した個所を切り離すなどして、稼動を続けること。
フェールオーバ:障害が発生した場合、ユーザに切り替えを意識させないように、別のシステムに引き継がせること。
フールプルーフ:ユーザが誤った操作をした場合、危険に晒されることがないように、事前に安全策を行うこと。
選択肢イは、フェールセーフの説明です。
選択肢ウは、フールプルーフの説明です。
選択肢エは、フォールとアボイダンスの説明です。 |
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