問43 |
毎回参加者が変わる100名程度の公開セミナにおいて、参加者が持参する端末に対して無線LAN接続環境を提供する。参加者の端末以外からのアクセスポイントへの接続を防止するために効果があるセキュリティ対策はどれか。 |
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ア |
アクセスポイントがもつDHCPサーバ機能において、参加者の端末に対して動的に割り当てるIPアドレスの範囲をセミナごとに変更する。 |
イ |
アクセスポイントがもつURLフィルタリング機能において、参加者の端末に対する条件をセミナごとに変更する。 |
ウ |
アクセスポイントがもつ暗号化機能において、参加者の端末とアクセスポイントとの間で事前に共有する鍵をセミナごとに変更する。 |
エ |
アクセスポイントがもつプライバシセパレータ機能において、参加者の端末へのアクセス制限をセミナごとに変更する。 |
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解説 |
参加者のみがアクセスポイントに接続できるという観点でそれぞれの選択肢を順にみていきます。
選択肢ア:接続数の上限やIPの管理が可能になりますが、参加者のみのアクセス制限をすることはできません。
選択肢イ:URLフィルタリングは、接続先のアドレスに対して接続の可否を制限するものです。そのため、参加者のみのアクセス制限をすることはできません。
選択肢ウ:事前に暗号化の鍵を取り決めておくことで、この鍵の所有を調べることで参加者のみのアクセス制限をすることができます。
選択肢エ:プライバシセパレータとは、無線端末同士の接続を禁止する機能です。この機能では参加者のみのアクセス制限をすることはできません。
なお、利用される端末が固定されている場合には、MACアドレスフィルタリング機能なども有用であるといえます。 |
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