問32 |
コンピュータの性能評価に用いるベンチマークに関する説明のうち、適切なものはどれか。 |
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ア |
オンライントランザクション処理の代表的なベンチマークであるTPCは、性能尺度がTPSで客観的であるが、コストの尺度が欠けている。 |
イ |
コンピュータシステム全体の性能ベンチマークには、Dhrystone、Whetstone、Livermore Fortran Kernel、Linpack、SPECなどがある。 |
ウ |
性能評価のために複数種類のベンチマークテストを実行することは、システム性能の特徴を理解することができるので、導入機種の選定に有効である。 |
エ |
ベンチマークテストは汎用的な評価モデルであり、その結果はコンピュータ性能の評価に広く適用できる。 |
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解説 |
ベンチマークテストは測定用のプログラムを実行し、ハードウェアやソフトウェアの性能を相対的な数値として表わすことを目的としています。ベンチマークテスト自体にもいろいろな種類があり、整数の計算(SPECint)や浮動小数点数の計算(SPECfp)などをさせたりするものもあります。
選択肢ア:TPCはコストも考慮されます。
選択肢イ:主にCPU性能をはかるもので、システム全体を測定するものではありません。
選択肢エ:ある程度の性能評価はできますが、汎用的で広く応用できるとまではいえません。 |
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