問6 |
次の前提条件から、論理的に導くことができる結論はどれか。
[前提条件]
受験生は毎朝、必ず紅茶かコーヒーのどちらかを飲み、両方を飲むことはない。紅茶を飲むときは必ずサンドイッチを食べ、コーヒーを飲むときは必ずトーストを食べる。
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ア |
受験生は朝、サンドイッチかトーストを食べるが、両方とも食べることはない。 |
イ |
受験生は朝、サンドイッチを食べないならばコーヒーを飲む。 |
ウ |
受験生は朝、サンドイッチを食べるときは紅茶を飲む。 |
エ |
受験生は朝、トーストを食べるときはサンドイッチを食べない。 |
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解説 |
pが成立するならば、qも成立するという主張をp→qと表記します。→は「含意」や「ならば」などと読みます。
これが唯一成立しないのは、pが真でqが偽の場合です。つまり、pなのに、qでなかった場合に限り偽となります。
これは、p∪qと同値であり、q→pを証明すればよいという背理法に相当します。
ここで注意すべきは、サンドイッチを食べたからといって、トーストを食べない保証がどこにもないということです。
紅茶かコーヒーはどちらか一方しか飲まないので、サンドイッチかトーストのどちらかを一方しか食べないと誤解しないようにしましょう。
つまり、サンドイッチを食べたからといって、紅茶を飲む保証がないということです。(サンドイッチを食べなかったから、紅茶を飲まなかったという保証はできます。)
これを踏まえると、選択肢イが正解であることが分かります。 |
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