問51 |
IPv4のIPアドレスに関する記述のうち、適切なものはどれか。 |
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ア |
IPアドレスのクラス分けは、32ビットのうちの先頭2ビットによって、クラスAからクラスDまでの四つのクラスに識別される。 |
イ |
IPアドレスは32ビットであり、8ビットごとに四つの部品に分けて、16進数で表記する。 |
ウ |
IPアドレスは32ビットであり、クラスA、クラスB及びクラスCのアドレスフィールドは、ネットワークアドレス部とホストアドレス部とに分かれる。 |
エ |
限られたIPアドレス空間を有効に利用するために、32ビットのうちのネットワークアドレス部を分割して一部をサブネットアドレス部として使用する。 |
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解説 |
IPv4は32ビットで10進数4桁で表現されます。そして、クラスは先頭から4ビットの並びでクラスが分類されます。
クラスA:0XXXXXXX:使えるホスト数=224。使えるIPアドレスの範囲(10.0.0.0 〜 10.255.255.255)
クラスB:10XXXXXX:使えるホスト数=216。使えるIPアドレスの範囲(128.0.0.0 〜 128.255.255.255)
クラスC:110XXXXX:使えるホスト数=28。使えるIPアドレスの範囲(192.168.0.0 〜 192.168.255.255)
クラスD:1110XXXX:マルチキャスト用で、ホストアドレス部分はなし。
(クラスE:1111XXXX:実験用・予約用のIPで一般的には利用されない。)
なお、以下の特別な2つのアドレスはホストに割り振ることができません。
ホスト部がすべて0のアドレスはネットワークアドレスとよばれ、ネットワーク自身を表すのに使われる。
ホスト部がすべて1のアドレスはブロードキャストアドレスとよばれ、ブロードキャスト(全送)用に使われる。
サブネット化はホスト部を分割し、一部を部分ネットワークのように扱いますが、IPアドレス空間の有効活用というよりも論理的なネットワークの区分けのために用いられます。 |
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