平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問1−20 問題編
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解答と解説
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問1
電子メールの送信例のうち、受信者への配慮の観点から、最も適切なものはどれか。
ア
会員から抽出した100名のアドレスを一度にあて先(To)に入れて、会員満足度調査のアンケートを電子メールで送った。
イ
自社製品を紹介する大容量の資料を、圧縮せずに電子メールに添付して得意先に送った。
ウ
製品の質問メールへの回答で、その内容を知ってもらいたい複数の顧客のアドレスをCcに入れて返信した。
エ
特別企画のホームページのURLを特定の限られた顧客に知らせるために、アドレスをBccに入れて送信した。
問2
システム構築プロジェクトを開始するに当たり、“品質”、“コスト”、“納期”の目標値を設定する段階として、適切なものはどれか。
ア
システム化計画の立案
イ
システム要件の定義
ウ
ソフトウェア導入計画の作成
エ
ソフトウェア要求の定義
問3
アウトソーシング形態の一つであるオフショアアウトソーシングの事例として、適切なものはどれか。
ア
研究開発の人的資源として高い専門性を有する派遣社員を確保する。
イ
サービスデスク機能を海外のサービス提供者に委託する。
ウ
システム開発のプログラミング業務を国内のベンダ会社に委託する。
エ
商品の配送業務を異業種の会社との共同配送に変更する。
問4
複数のシステム開発ベンダからRFPに基づいた提案を受けた。開発ベンダの選定法として、最も適切なものはどれか。
ア
あらかじめ設定しておいた評価基準を用いて、提案内容を比較して選定する。
イ
開発費用を抑えるために、提案内容によらず開発費用が最も安いベンダを選定する。
ウ
それぞれのベンダの強みと弱みを、SWOT分析を用いて評価して選定する。
エ
ファンクションポイント法を用いて、提案システムの機能の充実度を測定して選定する。
問5
PCやサーバ、ネットワークなどの情報通信機器の省エネや資源の有効利用だけでなく、それらの機器を利用することによって社会の省エネを推進し、環境を保護していくという考え方はどれか。
ア
エコファーム
イ
環境アセスメント
ウ
グリーンIT
エ
ゼロエミッション
問6
ワークフローシステムの活用事例として、最も適切なものはどれか。
ア
機器を購入するに当たり、申請書類の起案からりん議決裁に到るまでの一連の流れをネットワーク上で行う。
イ
資材調達、生産、販売、物流などの情報を一貫して連携することで、無駄な在庫を削減する。
ウ
自社と得意先との間で、見積書や注文書などの商取引の情報をネットワーク経由で相互にやり取りする。
エ
自動車工場の生産ラインにおいて、自工程の生産状況に合わせて、必要な部品を必要なだけ前工程から調達する。
問7
業界内の企業の地位は、リーダ、チャレンジャ、フォロワ、ニッチャの四つに分類できる。フォロワのとる競争戦略として、最も適切なものはどれか。
ア
大手が参入しにくい特定の市場に焦点を絞り、その領域での専門性を極めることによってブランド力を維持する。
イ
競合他社からの報復を招かないよう注意しつつ、リーダ企業の製品を参考にしてコストダウンを図り、低価格で勝負する。
ウ
市場規模全体を拡大させるべく利用者拡大や使用頻度増加のために投資し、シェアの維持に務める。
エ
トップシェアの奪取を目標として、リーダ企業との差別化を図った戦略を展開する。
問8
新規システムの構築を、新規開発又はパッケージ採用によって実施する場合の初期投資額、効果額、運用費、保守料が表のとおりであるとき、初期投資額の回収年数が最小となるものはどれか。
問9
物流や販売などの部門ごとに散在していた、過去から現在までの全社のデータを統合して管理することによって、経営戦略の立案に役立てる仕組みはどれか。
ア
データウェアハウス
イ
データ中心アプローチ
ウ
データマイニング
エ
データモデリング
問10
A社では、自社で働いている派遣会社B社からの派遣社員の就業管理用に、B社のWeb版の派遣社員就業管理システムをインターネット経由で使用している。このシステムを用いた当該派遣社員の日常の就業時間の承認者として、最も適切なものはどれか。
ア
派遣先A社のシステム管理者
イ
派遣先A社の業務責任者
ウ
派遣元B社のシステム管理者
エ
派遣元B社の管理責任者
問11
本部が契約した加盟店に対して、営業権や商標の使用権、出店や運営のノウハウを提供し、その見返りとして加盟店からロイヤルティを徴収するという関係を有した小売形態はどれか。
ア
アウトレットストア
イ
アンテナショップ
ウ
フランチャイズチェーン
エ
ボランタリチェーン
問12
意匠法における意匠の説明として、最も適切なものはどれか。
ア
自然法則を利用した技術的思想に基づいて発明したもの
イ
思想又は感情や文章や音、絵などで創造的に表現したもの
ウ
文字や図形、記号、立体的形状などで表した商品のマーク
エ
物の形状や模様、色彩などで表した商品のデザイン
問13
JIS Q 9000では、品質とは“本来備わっている特性の集まりが、要求事項を満たす程度”と定義されている。この定義に基づいて評価したとき、品質の良い製品として、最も適切なものはどれか。
ア
クレームが少なく顧客満足度が高い製品
イ
製造や外部に委託せず自社で生産している製品
ウ
設計や製造にCAD/CAMを導入している製品
エ
良質の材料や部品を使用している製品
問14
ある工場では、部品A、Bから成る製品Pを組立生産している。部品Aの加工には、部品Cを必要とし、加工期間は1週間である。購買品である部品B、Cの納入リードタイムはそれぞれ2週間と3週間である。製品Pは部品A、Bがそろって初めて組み立てることができ、その組立生産に1週間掛かるとするとき、製品Pを1個生産するために、部品の納入期間も含めて最短で何週間必要か。ここで、すべての部品の在庫はないものとする。
ア
4
イ
5
ウ
6
エ
7
問15
JANコードを構成している項目の組合せのうち、適切なものはどれか。
JANコードの構成:【 a 】、商品アイテムコード、【 b 】
問16
バランススコアカードで企業業績を評価する四つの視点として一般的なものは、“財務”、“内部ビジネスプロセス”及び“学習と成長”ともう一つはどれか。
ア
顧客
イ
情報
ウ
戦略
エ
品質
問17
経営戦略に基づいた情報システム戦略の策定とその実現に直接の責任をもつ役職はどれか。
ア
CCO
イ
CFO
ウ
CIO
エ
COO
問18
A社では前年度に実施したビジネス戦略の評価を進めている。表に示す条件の場合、総合評価の評点は何点か。
【総合評価の方法】
(1)戦略項目ごとの評価方法・基準によって評点を求める。
(2)(1)の評点に重み付けしたものを合計して総合評価の評点を求める。
ア
75
イ
82
ウ
85
エ
105
問19
損益計算書に記載されているA〜Eの五つの利益のうち、Cに当てはまるものはどれか。
ア
売上総利益
イ
営業利益
ウ
経常利益
エ
当期純利益
問20
ベンダに対して行う検収を説明したものはどれか。
ア
ベンダから取り寄せた見積書を確認し、それに基づいて注文を行うこと
イ
ベンダからの納品物が要求した仕様どおりであるかの確認を行うこと
ウ
ベンダに対して、システム提案の検討依頼を行うこと
エ
ベンダに対して、情報収集のための情報提供依頼を行うこと