平成19年度春期 シスアド 問21−40 問題編





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シスアド

(初級システムアドミニストレータ試験)

過去問のページです。

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問21 次のIMGタグは、ファイルinde.html中の記述である。また、ディレクトリの構造は図に示すとおりである。このタグの記述によってgazou.gifを表示するとき、aに入れる適切な字句はどれか。ここで、四角で囲んだuser、public_html、sozai、s1、s2はディレクトリ名である。

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./s2/gazou.gif
../gazou.gif
../sozai/s2/gazou.gif
sozai/s2/gazou.gif

問22 HTMLとXMLの特徴を比較した記述のうち、適切なものはどれか。
HTMLでは属性値をすべて二重引用符(”)又は一重引用符(’)で囲む必要があれば、XMLではその必要はない。
HTMLではユーザが独自に要素を定義できるが、XMLでは言語仕様で決められた要素だけが有効である。
HTMLでは要素によって終了タグを省略できるが、XMLでは開始タグと終了タグで内容を囲むか、空要素の形式で記述する必要がある。
HTMLでは要素名の大文字と小文字を区別するが、XMLでは区別しない。

問23 ファイルの中のレコードを1レコードずつ印字するソフトウェアがある。このソフトウェアは、レコードを印字する直前にマクロ記述を呼び出して実行する。次のマクロ記述を使って印字したものはどれか。ここで、ファイルの1レコードは1行(XXXX XXXX XXXXで表示)に印字する。

[マクロ仕様]
(1) マクロ記述は、記述した順番で実行される。
(2) マクロ記述の中で変数を定義できる。初期値は0である。変数は、すべてのレコードを印字し終わるまで、その内容を保持する。
(3) マクロ記述の中で条件を指定する。条件は”条件”欄に記述し、条件が真の場合には、”動作”欄の動作を実行する。レコードの印字の間に”線引き”ができる。”線引き”は、線(―で表示)を印字する。

[マクロ記述]
順序条件動作コメント
i ← i + 1変数iに1を加える
i = 3線引き変数iが3なら、線を印字する。
i = 3i ← 1変数iが3なら、iの値を1にする。
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問24 Java Servletの説明として、適切なものはどれか。
Javaで開発されたプログラムであり、クライアントの要求に応じてWebアプリケーションサーバ上で実行される。
Javaで開発されたプログラムであり、サーバからダウンロードして実行される。
Javaで開発されたプログラムをアプリケーションの部品として取り扱うための規約である。
Javaで開発されたプログラムを実行するインタプリタであり、バイトコードと呼ばれる中間コードを実行する機能をもつ。

問25 ある会社では、集客のために月に6回の説明会を実施している。表計算ソフトを使って1月の動員数を管理するために、セルA1〜D8に示す表を作成した。次に2月の動員数を管理するために、セルA2〜D8をセルF2〜I8に複写した後、セルI3を修正した。セルI3に入力した計算式として、適切なものはどれか。ここで、3月の管理に用いる表を2月の表から複写するときには、セルの計算式は変更したないで済むようにする。

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C8+D8
C8+H3
D8+G3
D8+G8+H3

問26 外部設計及び内部設計の説明のうち、適切なものはどれか。
外部設計ではシステムを幾つかのプログラムに分割し、内部設計ではプログラムごとのDFDを作成する。
外部設計では、データ項目を洗い出して論理データ構造を決定し、内部設計では物理データ構造、データの処理方式やチェック方式などを決定する。
外部設計と内部設計の遂行順序は、基本計画におけるユーザの要求に基づいて決定される。
外部設計はコンピュータ側から見たシステム設計であり、内部設計はユーザ側から見たシステム設計である。

問27 要求分析から実装までの開発プロセスを繰り返しながら、システムを構築していくソフトウェア開発手法はどれか。
ウォータフォールモデル
スパイラルモデル
プロトタイピングモデル
リレーショナルモデル

問28 E−R図に関する記述として、適切なものはどれか。
オブジェクト指向モデルを表現する図である。
時間や行動などに応じて、状態が変化する状況を表現する図である。
対象とする世界を実体と関連の二つの概念で表現する図である。
データの流れを視覚的に分かりやすく表現する図である。

問29 入力データのチェック方式の一つであるリミットチェックの説明はどれか。
データがある範囲にあるかどうかを検査する。
データが一定の順序であるかどうかを検査する。
データが論理的に正しいかどうかを検査する。
データのコードと表中に登録されたコードを照合する。

問30 入力画面の設計方針のうち、最も適切なものはどれか。
誤った入力に対して、誤りの理由とその後の処理ができない旨のエラーメッセージを表示し、プログラムの処理を終了するようにする。
画面上に説明が多いと煩雑に感じるので、説明が必要な入力項目についてはヘルプ機能を用意し、画面は簡素にする。
入力項目は、入力原票のレイアウトにかかわらず、プログラムでの処理順に並べ替え、上から下、左から右に配置する。
入力データの登録・更新や中断などの操作はユーザがよく利用して習熟しているので、入力の確認を省略し、操作性を向上するようにする。

問31 GUI画面の設計において、キーボードの操作に慣れているユーザと、慣れていないユーザのどちらにも、操作効率の良いユーザインタフェースを実現するための留意点のうち、最も適切なものはどれか。
キーボードから入力される項目を最小にして、できる限り一覧からマウスで選択させるようにする。
使用頻度の高い操作に対しては、マウスとキーボードの両方のインタフェースを用意する。
使用頻度の高い操作は、マウスをダブルクリックして実行できるようにする。
入力原票の形式にとらわれずに、必須項目など重要なものは1か所に集めて配置し、入力漏れがないようにする。

問32 ボトムアップテストにおいて、被テストモジュールの上位モジュールの機能を代行するものはどれか。
シミュレータ
スタブ
デバッガ
ドライバ

問33 既存のシステムのある機能を修正し、テストしてから本稼働したところ、今まで正常に動作していた機能を実行するとエラーが発生するようになった。不十分であったと考えられるテストはどれか。
システムに障害が発生した際に、データベースの値などを回復する機能が正しく動作することを確認するテスト
システムに量的な負荷をかけても業務に支障がないことを確認するテスト
システムの修正によって、ほかの正常だった部分に悪影響が生じていないことを確認するテスト
システムの本稼働前に、エンドユーザが運用して確認するテスト

問34 データ構造の特徴のうち、適切なものはどれか。
配列は、添字によってデータを任意の順序で読み出すことができる。
配列を用いることによって、データ構造とアルゴリズムを独立させることができる。
リストは、添字によってデータの検索や更新ができる。
リストは、データの挿入や削除のときに既存のデータを移動する必要がある。

問35 図のアローダイアグラムでシステム開発プロジェクトの工程計画を作成した。作業Eの最遅開始日は何日目か。ここで、プロジェクトの開始日は0とする。

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26
38
39
45

問36 システム変更に際して、保有する3,000本のプログラムのうちで修正対象となるプログラムは全体の30%であることが分かった。修正に必要な工数は何人月になるか。ここで、1日1人のプログラマが修正できるプログラム本数は0.25本とする。プログラマは1か月当たり20日間作業するものとする。
11.25
180
225
600

問37 システム運用をアウトソーシングする利点として、適切なものはどれか。
いつでも元のように自社の運用に戻すことができる。
自社の情報システム部門を企画や開発などの業務に専念させることができる。
情報システムの問題点の把握が容易になる。
トラブルに対して自社で対応しやすくなる。

問38 オンラインシステムの性能監視における注意事項のうち、適切なものはどれか。
OSやネットワークなどの複数の測定項目を定常的に監視する。
オンライン時間帯に性能を測定することはサービスレベルの低下につながるので、測定はオフライン時間帯に行う。
性能データのうちの一定期間内の最大値だけに着目し、管理の限界を逸脱しているかどうかを確認する。
性能を測定する間隔は短いほど良い。

問39 情報システム部門が構築した基幹業務システムのクライアントアプリケーションが、エラーメッセージを画面に表示して停止した。このような事態に対する利用者の行動として、最も適切なものはどれか。
PCを再起動し、障害が発生したことを情報システム部門へ連絡する。
エラーメッセージを基に、自分で解決を図る。
画面に表示されたエラーメッセージをユーザマニュアルで確認し、自分で対応できる障害か、情報システム部門へ依頼すべき障害かを判断する。
このシステムのクライアントとしてPCを使っている人たちに障害が発生したことを連絡し、実行中に処理を中断してもらう。

問40 本稼働前に、システムが正常に稼働するかどうかを確認するために、ユーザ部門と情報システム部門が合同で運用テストを実施することになった。ユーザ部門が優先して確認するべき事項はどれか。
オンライン処理、バッチ処理などが、運用手順どおりに稼働すること
決められた業務手順どおりに、システムが稼働すること
すべてのアプリケーションプログラムが仕様書どおりに機能すること
目標どおりにパフォーマンスが得られること