解説 |
上問と同じ様に損益分岐点を導出します。
固定費:売上に関係なくかかる費用(例:人経費)
変動費:売上に比例してかかる費用(例:材料費)
変動費率(変動費率):売上高に対する変動費の割合 これは変動費/売上高で算出されます。(変動費=変動費率×売上高)
利益:企業の儲け
利益 = 売上高 − 費用
= 売上高 − (変動費 + 固定費)
= 売上高 − (売上高 × 変動費率) − 固定費
固定費を移行して、売上高を括弧でくくると
利益 + 固定費 = 売上高(1 − 変動費率)
(1 - 変動費率)で両辺を割ると
(利益 + 固定費)/(1 − 変動費率)= 売上高 ・・・ @
損益分岐点とは損と売上が0つまり、これを上回ると黒字、下回ると赤字という分岐点のことです。
@の式 売上高 = (利益 + 固定費)/(1− 変動費率)の式で売上高=損益分岐点を代入し、利益が0なので
損益分岐点 = 固定費/(1− 変動費率)で求めることができます。
変動費÷売上高=0.6で、売上高=(2,000+4,000)/(1−0.6)=6,000÷0.4=15,000で、5,000÷5=3,000個が正解となります。 |