問39 |
ソフトウェア開発モデルの説明のうち、適切なものはどれか。 |
|
ア |
ウォータフォールモデルは、開発を上流から下流に一方向に進めるモデルであり、開発効率を高めるには、各工程内でのレビューやテストによって品質を確保し、前の工程への逆戻りが起こらないようにする。 |
イ |
スパイラルモデルは、ウォータフォールモデルのプロセスを繰り返し、機能を段階的に提供していくモデルで、インクリメンタルプロセスモデルともいう。 |
ウ |
成長型プロセスモデルは、一連の開発工程を何回も繰り返しながら開発機能を規模を拡大し、開発コストの増加などのリスクを最小にしつつシステム開発を行うプロセスモデルである。 |
エ |
プロトタイピングモデルは、ドキュメントによる要求仕様の確認の困難さを解消するために、ウォータフォールモデルの工程ごとにプロトタイプを作成し、仕様を確認していくモデルである。 |
|
|
解説 |
ソフトウェアを作るための開発手段にはいくつかの種類があり、代表的な4つの手法を以下にまとめます。
ウォータフォールモデル:前工程の成果物が確実であるとみなして、工程の後退をせずにその名の通り水が上から下へ流れる滝のように、順序に開発を進めます。しかし実際には、前の工程で不備が見つかることが多く、古典的であるといわれます。
スパイラルモデル:要求定義から実際に実装までを繰り返しながら開発を進めます。ウォータフォールモデルとプロトタイピングモデルの中間のような感じで、大規模システム開発に向いています。
プロトタイピングモデル:プロトタイプ(試作品)を作って、実際にどんなものかをクライアントに確認を取りながら開発を進めるため、クライアントと開発部の認識の誤差を少なくできます。
インクリメンタルモデル(成長型モデル):システムを独立したサブシステムに分割し、そのサブシステムに対してウォータフォールのプロセスを繰り返す。、 |
|