問2 |
けた落ちによる誤差の説明として、適切なものはどれか。 |
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ア |
値がほぼ等しい二つの数値の差を求めたとき、有効けた数が減ることによって発生する誤差 |
イ |
指定された有効けた数で演算結果を表すために、切捨て、切上げ、四捨五入などで下位のけたを削除することによって発生する誤差 |
ウ |
絶対値の非常に大きな数値と小さな数値の足し算や引き算を行ったとき、小さい数値が計算結果に反映されないことによって発生する誤差 |
エ |
無限級数で表される数値の計算処理を有限項で打ち切ったことによって発生する誤差 |
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解説 |
誤差について下にまとめます。
アンダーフロー:演算結果が、扱える数値の最小値を超えることによって生じる誤差
オーバーフロー:演算結果が、扱える数値の最大値を超えることによって生じる誤差
打切り誤差:数表現のけた数に限度があるときに、計算を途中でやめることで起きる誤差
丸め誤差:数表現のけた数に限度があるとき、最小のけたより小さい部分について四捨五入、切上げ又は切捨てを行うことによって生じる誤差
けた落ち:値がほぼ等しい浮動小数点同士の減算において、有効けた数が大幅に減ってしまうことで起きる誤差
情報落ち:浮動小数点の加算において、一方の数値の下位のけたが欠落することで起きる誤差
情報落ちは絶対値の小さいものから計算することで回避できます。
けた落ちは式を変形するなどで回避することができます。
そのほかは、誤差が許容できるほどに大きな計算桁数を準備することで軽減できます。 |
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