問35 |
システムの信頼性設計に関する記述のうち、適切なものはどれか。 |
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ア |
フェールセーフとは、ユーザの誤操作によってシステムがダウンしてしまうことのないように、単純なミスを発生させないようにする設計方法である。 |
イ |
フェールソフトとは、故障が発生した場合でも機能を縮退させることなく稼動を継続する概念である。 |
ウ |
フォールトアボイダンスとは、システム構成要素の個々の品質を高めて故障が発生しないようにする概念である。 |
エ |
フォールトトレランスとは、故障が生じてもシステムに重大な影響が出ないように、あらかじめ定められた安全状態にシステムを固定し、全体として安全が維持されるような設計方法である。 |
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解説 |
重要な高信頼システム設計法についてまとめておきます。
フォールトトレラント:障害時に全体が停止するということなく、動作し続けるようなシステムを設計すること。
フォールトアボイダンス:システムの構成要素の信頼性を高め, 元から故障が極力発生しないように設計すること。
フォールトマスキング:障害が発生したときに、その部分を他の機器から隠蔽したり、自律回復するように設計すること。
フェールセーフ:障害が発生した場合、常に安全側に制御・停止すること。
フェールソフト:障害が発生した場合、故障した個所を切り離すなどして、稼動を続けること。
フェールオーバ:障害が発生した場合、ユーザに切り替えを意識させないように、別のシステムに引き継がせること。
フールプルーフ:ユーザが誤った操作をした場合、危険に晒されることがないように、事前に安全策を行うこと。 |
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