問36 |
コンピュータシステムの信頼性を高める技術に関する記述として、適切なものはどれか。 |
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ア |
フェールセーフは、構成部品の信頼性を高めて、故障が起きないようにする技術である。 |
イ |
フェールソフトは、ソフトウェアに起因するシステムフォールトに対処するための技術である。 |
ウ |
フォールトアボイダンスは、構成部品に故障が発生しても運用を継続できるようにする技術である。 |
エ |
フォールトトレランスは、システムを構成する重要部品を多重化して、故障に備える技術である。 |
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解説 |
重要な高信頼システム設計についてまとめておきます。
フォールトトレラント:障害時に全体が停止するということなく、動作し続けるようなシステムを設計すること。
フォールトアボイダンス:システムの構成要素の信頼性を高め, 元から故障が極力発生しないように設計すること。
フォールトマスキング:障害が発生したときに、その部分を他の機器から隠蔽したり、自律回復するように設計すること。
フェールセーフ:障害が発生した場合、常に安全側に制御・停止すること。
フェールソフト:障害が発生した場合、故障した個所を切り離すなどして、稼動を続けること。
フェールオーバ:障害が発生した場合、ユーザに切り替えを意識させないように、別のシステムに引き継がせること。
フールプルーフ:ユーザが誤った操作をした場合、危険に晒されることがないように、事前に安全策を行うこと。 |
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